外壁材って色々あるけど、どれがいいの?
この記事では、そんな疑問を解決します。
この記事のポイント
- 外壁材の種類とメリット・デメリット
- 見積の金額はどのくらい?
- 外壁材の選び方
- まとめ
外壁材の種類とメリット・デメリット
外壁材は種類が色々ありますので悩みどころの1つでもあります。主に住宅で使用される外壁材のメリット・デメリットについて詳しく解説しましたので家づくりの参照にしてみてください。
①窯業系サイディング
セメント質と繊維質などの原料を板状に形成したもの
価格帯 1㎡あたり3,000円~6,000円程度
メリット
- 初期コストが安い
- 施工費が安い
- 色などの製品バリエーションが豊富
デメリット
- メンテナンスコストがかかる(7~10年ごとにコーキングの替えやが必要)
主なメーカー・商品
製品名 | 単価 | メーカー |
---|---|---|
プレミアムシリーズ | 6,500円/㎡~ | ニチハ |
光セラシリーズ | 6,000円/㎡~ | ケイミュー |
AT-WALLシリーズ | 6,000円/㎡~ | 旭トステム外装 |
②金属系サイディング
金属を成形・加工し、断熱材で裏打ちしたもの
価格帯 1㎡あたり6,000円~10,000円程度
メリット
- メンテナンスが比較的長め(10~15年ごとにコーキングのやり替えが必要)
- 水害・ひび割れに強い
デメリット
- 塩害・腐食に注意
主なメーカー・商品
製品名 | 単価 | メーカー |
---|---|---|
センターサイディング | 6,500円/㎡~ | ニチハ |
シンプルモダンシリーズ | 8,400円/㎡~ | アイジー工業 |
Danサイディング | 6,000円/㎡~ | 旭トステム外装 |
はる・一番 | 7,000円/㎡~ | ケイミュー |
③モルタル仕上げ
砂とセメントと水を混ぜ合わせ、現場で職人が塗り上げます。
価格帯 1㎡あたり3,000円~4,000円程度
メリット
- 自由度が高いデザイン
- 既製品には無いやさしいナチュラルな仕上がり
デメリット
- ひび割れしやすい
- 汚れやすい
④タイル仕上げ
粘土を主成分とした原料を、板状にして焼き固めたもの
価格帯 1㎡あたり8,000円~10,000円程度
メリット
- メンテナンスコストが安い
- 耐久年数が非常に長い
デメリット
- 初期コストが高い
主なメーカー・商品
見積の金額はどのくらい?
外装工事の金額は、一般的な戸建ての場合、おおよそ85万円~130万円程度となります。
簡単なチェックの計算式がありますので見積と比較してみてください。
(外壁の面積(外周部の長さ×軒天までの高さ)-開口部面積)×外壁材単価=概算見積金額
例)条件 外壁の面積150㎡ 開口部 20㎡ 窯業系サイディングの場合
(150㎡-20㎡)×単価(6.000円)=780,000円程度
外壁の面積を計算するのが難しい場合は下の係数を参考にしてみて下さい。
延べ床面積×1.20~1.30(係数)
例)条件 延べ床面積100㎡ 窯業系サイディングの場合
100㎡×1.25(係数)×単価(6.000円)=750,000円程度
外壁材の選び方
外壁材の選び方をまとめました。それぞれにメリット・デメリットがありますので、どこを重視するのか参考になればと思います。
チェックリスト
- 初期コスト タイル>金属系サイディング>窯業系サイディング>モルタル
- メンテナンスコスト モルタル>窯業系サイディング>金属系サイディング≒タイル
- 耐久性 金属系サイディング≒タイル>窯業系サイディング>モルタル
- 断熱性 金属系サイディング≒タイル>窯業系サイディング≒モルタル
- 耐火性 窯業系サイディング≒モルタル>タイル>金属系サイディング
まとめ
今回は外壁工事の説明と見積のチェックポイントをご紹介しました。基本的にメーカーや工務店はきちんと見積を作成する部署がありますので金額を誤魔化したり割増することは少ないと思いますが、自分できちんとチェックすることは非常に大切だと思います。
なお本記事においての単価はあくまで一般的な平均値であり、地域や土地の状況・周辺環境等によっても変わりますので、参考程度です。ご了承ください。