見積の木工事ってこんなにお金がかかるのかしら?
この記事では、そんな疑問を解決します。
この記事のポイント
- 木工事とは?
- 用語解説
- 見積の金額はどのくらい?
- 木工事のココをチェック!!
- まとめ
木工事とは?
木工事とは、建物の土台である基礎の上に柱や梁、小屋組(屋根の下地)を構築し、合板で床や壁を作る工事のことをいいます。
用語解説
一般的な木造軸組工法の場合は、下図のような部材があり、それぞれに名称があります。非常に種類も多く覚えることは難しいので打合せなどで話題になるときや、木材のプレカット図を見るときに用語をチェックする程度で大丈夫だと思います。
部材名称 | 用語解説 | 標準寸法 |
大引き | 床の土台となる部材 | 90x90mm 105x105mm 120x120mm程度 |
根太(ねだ) | 大引きの上に渡し、床材を支える部材 | 45x45mm 45x60mm程度 |
床下地板 | 床仕上げ材を乗せる板 | 厚み12mm程度 |
通し柱 | 2階建ての場合、各階を貫く柱 | 120x120mm |
管柱 | 各階ごとの柱 | (1階)120x120mm (2階)105x105mm |
間柱 | 下地材を留める柱 | 45x105mm程度 |
筋交い(すじかい) | 耐震性を高めるために斜めに交差して取付する部材 | 45x105mm程度 |
窓台 | サッシを固定する窓下の受け材 | (1階)45x120mm (2階)45x105mm |
まぐさ | サッシを固定する窓上の受け材 | (1階)45x120mm (2階)45x105mm |
胴差し | 上下階の間に取り付ける水平材 | 105x105mm程度 |
軒桁(のきげた) | 垂木を支える部材 | 105~120mm×105~450mm程度 |
母屋(もや) | 垂木を支える部材 | 90x90mm 105x105mm程度 |
垂木(たるき) | 屋根の下地を支える部材 | 45x105mm程度 |
野地板 | 屋根の下地合板 | 厚み12mm程度 |
見積の金額はどのくらい?
次に見積の木工事の金額をチェックしてみましょう。
木工事の金額は使用する木材の種類や施工方法などにより大きく変わります。ハウスメーカーも独自の工法を採用している所も多いので比較は難しいですが、一般的な戸建ての場合、おおよそ600万円~900万円程度となります。下記グラフ参照の通り、木工事は全体の建築費用の35%ほどを占める工事となります。
木工事のココをチェック!!
木工事のチェックリストをまとめました。
チェックリスト
接合部分の補強金具はしっかり留められていますか?
まとめ
今回は木工事の説明と見積のチェックポイントをご紹介しました。基本的にメーカーや工務店はきちんと見積を作成する部署がありますので金額を誤魔化したり割増することは少ないと思いますが、自分できちんとチェックすることは非常に大切だと思います。
なお本記事においての単価はあくまで一般的な平均値であり、地域や土地の状況・周辺環境等によっても変わりますので、参考程度です。ご了承ください。